望月歯科医院
院長 望月 彰    

■三鷹市下連雀
■歯科
■インプラント
インプラント(人工歯根)療法の概略


 望月歯科医院では、
・丁寧なインフォームドコンセント
・オーソドックスで堅実な診療
を方針として、普通の歯科医療をきちんと実施するよう心がけています。
 その一方、ワンランク上の医療を要望される患者さんも多数通院されておられます。
 望月歯科医院には最先端医療について豊富な経験と極めて高い実績があり、こうした患者さんの要望にもお応えしています。
 なかでもインプラント(人工歯根)療法については患者さんからの要望が多く、現在2ヶ月先まで手術予定が埋まっている状況です。
 インプラント療法を経験した患者さんからは
「インプラントをやって本当に良かった。」
「よく噛めるし違和感なく天然の歯のようだ。」 
「自然な美しさの白い歯がはいって嬉しい!」
「手術は、あまり痛くなかった。」
「入れ歯の悩みから開放された。」
などと大変な御好評を頂いており、別の部位についてもインプラント療法を希望されるのが通例です。
 そこで、まずインプラント療法の概略についてご案内することに致しました。

(1)インプラントとは何?
 インプラント(人工歯根)療法とは歯を失った顎の骨に人工の歯を移植する治療法です。
画期的な療法で、21世紀の歯科医療はインプラントを中心に展開していくものと考えられています。

(2)なぜインプラントが登場したか?
 歯を失った部分を修正する方法は主としてブリッジと取り外し式の義歯(いわゆる入れ歯)とがあります。
 このうちブリッジは比較的長所が多くて短所が少なく、患者さんから快適であるとの評
が多いため、抜歯された場合にはまずブリッジを検討するのが普通です。ただし、ブリッジは適応条件が狭くどのような場合にも可能というわけではありません。
 従って、取り外し式の義歯を選ばざるを得ない場合も少なくないのですが、取り外し式の義歯は、
 1/違和感が強い。
 2/よく噛めない。
 3/取り外しが面倒。
 4/イメージが年寄りくさい。
 5/バネが見えるので外見が悪い。
など患者さんの評判は決して良くありません。
 そこで取り外し式の義歯に代わる治療法が求められてきました。
 そして、インプラント療法が登場してきたのです。

(3)インプラントの経緯
 人工の歯を骨に移植するという発想自体は相当以前から考えられていたと思われますが、現実にはなかなかうまくいかなかったようです。
 インプラントの材質に求められる条件として
 1/生体との親和性が良いこと。
 2/充分な強度があること。
 3/化学的に安定で、錆びたり変質したりしない。
などが挙げられますが、これらを満たす材質がなかなか見つけられなかったからです。
 ステンレスやジュラルミンといった合金が試されたこともありますが、生体親和性に乏しく、うまくいきませんでした。
そして、失敗により骨にダメージが残る場合が少なくなく、一時はインプラントは手を出してはならない治療法とされタブー視された時期もありました。
 その後、改良がつづき、成功例も多数報告された一方、失敗例も後を絶ちませんでした。
 ところが、チタンという金属をインプラントに用いることが見出されて以来、状況は一変したのです。
 チタンの最大の特徴は、生体親和性が極めて秀れていることです。整形外科領域でも骨に埋め込むボトル等にはチタンが用いられています。このほか、眼鏡フレーム、腕時計のベルト等に用いられることもあります。
 また、チタンは強度にも優れているほか、化学的にも安定です。
 そして、骨に埋め込んだチタンと骨とが強固に結合することが確認され、チタンがインプラントの材質として極めて適していることが明らかとなったのです。
 チタンを見出したことにより、インプラントの成功率は急上昇しインプラント療法は急速に普及しました。ただし、チタン・インプラントの成功にはもう一つ理由がありました。
 それは、チタン・インプラントの多くがスクリュー型すなわちネジ状の形態を採用したことでした。この形態を採用したことにより2つの長所が得られました。
 その一つは骨埋入直後からネジにより自力で固定が可能ということです。もう一つは万一うまくいかなかった場合でもダメージが極めて少なくて済み、リカバリーが容易ということです。
 チタン・インプラントでも残念ながら100発100中というわけにはいきません。骨の条件が良くない場合などは稀にうまくいかないこともあります。しかし、そうした場合でも極めて簡単に除去することができ、ダメージは極めて軽微です。又、しばらく経過した後、再び埋め込むことも可能です。チタン・インプラントは大変安全性が高いと言えます。

(4)インプラント療法のスケジュール
 もっとも平均的な場合で御説明致します。
 抜歯後3ヶ月以上経過した後に、インプラントを骨に埋め込む手術(1次手術)を行います。1次手術からさらに3ヶ月以上経過した後に、インプラントを骨から掘り出して土台を取り付ける手術(2次手術)を行います。
 骨の条件が整っているケースでは手術を行わずに土台を取り付けられる方法(1回法)もあり、最近はこちらが増えてきています。
 インプラントに土台を取り付けた後、歯の形態をした上部構造物を製作して土台の上に冠せます。白いセラミック歯ももちろん可能です。
 土台の取り付けから上部構造物を冠せるまでは約1週〜5週ほどです。
 抜歯からここまで約6〜7ヶ月間ということになります。

(5)インプラント上部構造物の種類
 原則としては天然歯に用いることができる上部構造物ならば、インプラントの上部構造物としても冠せることができます。
 もちろん白く美しいセラミック歯を用いることも可能です。
 又、奥歯で外見よりは機能を重視する場合にはゴールド冠を冠せるのがお勧めです。金はほどよい軟らかさがあり、インプラントの上部構造物として大変適しています。

(6)インプラント埋入手術(1次手術)のポイント
 1:上顎と下顎
 上顎の骨と下顎の骨とは実はかなり性質が違うのです。どちらかといえば上顎の骨はボソボソとして疎ですが、これに比べ下顎の骨は堅固で緻密です。そのためインプラントは下顎のほうが適していると言われてきました。一時は上顎にインプラントは不向きと言われた時代があったほどです。
 現在では上顎にも普通にインプラント療法が可能ですが、下顎に比べて慎重な対応が必要です。
 
 2:埋入するインプラントのサイズの選択
 ある程度太くて長いサイズを選びたいところです。ただし、健康な骨が十分な量あることが前提です。神経などを避ける必要からサイズが限定されるという面もあります。

 3:摩擦熱への対応
 インプラントを埋めこむために骨に穴を掘りますが、ドリルの摩擦熱で骨に火傷が発生しないよう配慮しなければなりません。冷却水として生理的食塩液をかけながら掘り進むのですが、骨が極めて堅い場合には、それでも摩擦熱が発生することがあるので注意が必要です。

 4:清潔
 インプラント手術は移植手術ですから通常の手術以上に清潔ということに配慮します。

 5:患者さんの体調
 さらに患者さんの体調にも左右されますので手術の少し前からコンディションを整えていただくよう御協力をお願いしています。

 6:インプラント手術後の痛み・はれ
 抜歯と同程度です。1回法では50%以上のケースで鎮静剤を服用せずに済んでいます。

 7:当院でのインプラント手術の成功例・・・成功率は約96%です。成功しなかった例が約4%ありますが、これらもリカバリーにより成功しており、これらを含めますと成功率は100%となります。

 8:最新世代のインプラント
 現在は「チタンの表面をどう処理するか」というテーマを研究開発の対象としているメーカーが多いようです。
 チタンの表面に応用する材質の一つとして、TV・CMで最近よく取り上げられるハイドロキシ・アパタイトが注目されています。

 9:インプラント療法の費用
 インプラントの埋入手術の費用と上部構造物の費用からなります。個々のケースによって異なりますので、歯科医院に御来院の上御相談下さい。健康保険は適応されません。所得税の医療費控除の対象となります。なお、当院は保険医療機関ですのでインプラント以外の歯科治療のうち健康保険が適用できるものについては、健康保険診療が可能です。


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