| 西新クリニック 院長 松嶋 哲哉 副院長 松嶋 肖子 |
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■福岡市早良区西新5-15-20
■内科・外科・胃腸科・肛門科
■外科ー乳腺・乳ガン・乳房・しこり・痔 |
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| ある日突然… 〜おしりと、お胸のドラマ〜 |
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おしりのドラマ
A子さんは27歳、会社員。どちらかというと真面目で、仕事は出来る方。元々便秘がちでしたが、学生時代まではそれなりに自分のトイレット・リズムがつかめていました。でもいざ社会人になってみると、いきなりの研修で緊張するわ、生活は不規則になるわ、ゆっくりトイレの時間が確保できないわで、とうとう何日も便が出ないのが当たり前になってしまいました。ある日のこと、長時間トイレでがんばった後、おしりに腫れたような何ともいえない痛みがあり、便器の中には真っ赤な血が少量だけど拡がっているし、ティッシュにも血が付いている。それどころか、おしりから何か腫れ物みたいなものが出てきているじゃない!A子さんは大ショック!これって、これってもしかして痔?痔っておじさんの病気じゃなかったの??(おじさんごめんなさい)誰にも言えないし、薬局に薬を買いに行くのも、病院で男の先生に診てもらうのも恥ずかしいし、痛みと出血がこわくてますます便秘がひどくなってしまいました。
Q.どんな病気が考えられますか?
A.第一に内痔核が考えられます。ただし、裂肛や外痔核、出血に関しては大腸癌のような病気もありますので、思い切って、外科や肛門科に相談してください。
今やA子さんは排便の度に痔核が脱出し、指で押し込まなければ戻らなくなったばかりか、重たいものを持った拍子にも脱出するようになってしまったので、勇気を振り絞って近くの肛門科を受診することにしました。
Q.どんな治療法がありますか?
A.内痔核は進行度によって、第1期から4期まで分類されます。第1期は痔核が肛門外に脱出せず、症状は排便時の出血のみ、第2期は排便時に脱出するが、自然に戻るもの、第3期は指で押し込まないと戻らないもの、そして第4期になると常に脱出しています。
内痔核の治療には、軟膏などによる保存的治療と外科的治療とがあり、第1期に対しては保存的治療を、第2期から第3期の初期には硬化療法などの侵襲の小さい治療を、さらに第3期のひどい場合や第4期には手術というのが一般的です。
さて、A子さんの場合ですが、第3期に相当しましたので、とりあえず保存的治療をしてもよいが、一般的には硬化療法などを試すか手術ですと、担当医から説明されました。
Q.硬化療法とは?
A.侵襲の小さい外科治療のひとつであり、麻酔なしに、つまり痛みもなく外来で短時間にできる治療です。内痔核に流入する動脈周囲に特殊な硬化剤を注入し、痔核を縮小させます。症状を緩和させる点で優れていますが、現時点の硬化剤では一度で治療が終わるのは難しく、再発に関しては手術に及びません。
ところがA子さんは、思い切って肛門科に来たからには、なるべく一度で方を付けたいと考えました。そうなると手術です。ただし、仕事があるのと、あまり病名を知られたくないことから、入院は厭だと思いました。
Q.どんな手術をするのですか?
A.結紮切除術という方法が一般的です。内痔核に流入する動脈を根部で結紮し、内痔核を可能な限り取ってしまう手術です。
Q.入院をしなくても手術は可能ですか?
A.日帰り手術と呼ばれる方法があります。従来内痔核の手術は2週間ほどの入院を前提に行われていました。術後の出血などを考えると、やはり入院の方が安全と言えますが、アフターケアをしっかりすることで、日帰り手術でも十分対応できます。
お胸のドラマ
A子さんは家が近いこともあって、術後はどうせなら家でゆっくりしたいと思ったので、日帰り手術を受けることを決めました。それから約一カ月後、A子さんは無事に病院とおさらばすることが出来たのでした。B子さんは48歳、主婦です。B子さんは今、晴天の霹靂ともいうべきショックに見舞われています。入浴中、何気なく触れた右乳房にしこりを見つけてしまったのです。どうしていいか分からなかったので、翌日取りあえずいつもかかっている内科に行きました。
Q.乳腺の病気はどこへ行けばいいの?
A.外科です。乳腺外科があれば、なおいいでしょう。
かかりつけの内科の先生に紹介されて、B子さんは外科を受診しました。担当医はまず乳房全体を見、触診をしました。右乳房の外側にしこりがあるようです。大きさは触診で2.5?p、鎖骨の周囲や腋の下のリンパ節は触れていません。すぐに乳腺エコーを勧められ受けたところ、エコー上は大きさ1.8?pのやや不整な円形の腫瘍で、腫瘍の周りははっきりしていません。やはり48歳という年齢からすると、乳癌が疑いの筆頭候補となりますので、穿刺吸引細胞診を勧められました。
Q.乳房のしこりといえば乳癌ですか?
A.いいえ、違います。しこりという形で見つかる乳房の病気には色々あります。病気とは言えないものから、良性、悪性の腫瘍まで本当に様々です。問題は癌かどうかを見極め、早く治療を始めなければならないということです。そのために検査が必要となってくるのです。また、乳癌が40〜50歳代に多いなど、年齢も重要です。
Q.細胞の検査とはどういうものですか?
A.しこりがある時、あるいはマンモグラフィーで乳癌が疑われた場合、多くのケースで細胞診という検査を受けて頂きます。腫瘤に細い針を刺して細胞を採取し、顕微鏡で見る検査です。特別な準備も要らず、すぐに採取できますが、結果が出るには数日かかります。針生検という検査もよく行われます。
B子さんの細胞診の結果はクラス? タという良性の結果でしたが、年齢から万一ということも心配されるので、担当医と相談の結果、さらに切除生検という検査を受けることにしました。その結果、形質細胞乳腺炎という良性のしこりである事がはっきりしました。B子さんはやっと安心し、これからは自己検診を含め、自分の身体についてもっと注意を払おうと決心するのでした。
Q.乳癌の場合はどうなるのですか?
A.乳癌と診断された場合は、一刻も早く治療を開始する必要があります。そのためには、今乳癌がどのくらいの段階にあるのか、病期というものを決定しなければなりません。乳癌の大きさ、リンパ節への転移の有無、そして乳房や乳房周囲のリンパ節よりも遠くの場所、例えば肺、肝臓、骨、脳などへの転移があるかどうかを調べて決定されます。その結果で、手術、制癌剤などを使う化学療法、ホルモン療法、放射線療法が単独で、あるいは組み合わされて行われるのです。
その他にもいろいろな要因を検討する必要がありますので、一般論ではない、あなたの乳癌について、主治医と十分話し合うことが肝要でしょう。 |
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