福岡山田病院 院長 山田 國正

■福岡市東区箱崎
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■ガン検診

ガンにならないために

 世界的にも長寿国である日本で死亡率が高いワーストスリーは、脳卒中、心筋梗塞とガンです。寿命が長くなれば当然、病気にかかることは多くなるわけですが、症状の大小に拘わらず、悪くならないうちに受診することも長寿の秘訣かもしれません。
 さて、ガン死亡率の第一位は肺ガン、そして第2位は胃ガンです。ガンはエックス線、内視鏡、生検によって早期発見し切除すれば特別に怖い病気ではないのですが、早期発見できないのはなぜでしょうか?それは症状に気づかず放置してしまうからです。ガンは免疫力のない体に入り込んで蝕んでしまい、徐々に栄養を吸い取って大きくなって行くのです。
 胃ガン、大腸ガンの発生は食事の変化と刺激物の摂りすぎ、または食事摂取量の低下によって胃や腸が弱ってくる結果起こってくることが原因だと思われています。長期の食欲不振、心窩部鈍痛、短期の体重減少などの症状が出るまで放置されるとガンは発育し、その深達度が進行している場合が多く、腹部の超音波、CT、MRI、などでも転移が認められるようになり、治療が困難となる場合があります。しかし現状は検査で腹腔内の1〜2cmのリンパ節転移が診断できるようになり、完全切除が可能となりました。胃検診などで発見される粘膜や粘膜下層までにとどまる早期胃ガンはもうガンではありません。またガンの形態、肉眼方類や浸潤範囲を正確に決めることが重要でありエックス線、内視鏡、生検を駆使し放射線治療、抗ガン剤も会わせて行うことが求められます。もし胃部不快感などの自覚症状が感じられたときは体の底から訴える自分自身の直感に従い直ちに検査を受けるべきだと思います。食生活の乱れや、環境変化、睡眠不足、急激な体重の減少は免疫力を低下させ、ガン発生の原因となります。あまり神経質になる必要はないと思いますが、年に一回ほどの定期検診をお薦めしたいと思います。

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